東北の空の玄関口、仙台国際空港のある宮城県名取市が、ふるさと納税の返礼品として日本航空と共同でチャーター便でのツアーなどを企画し、5日から寄付を受け付けることになりました。

仙台空港で行われた会見には、名取市の山田司郎市長ら関係者10人が出席しました。

名取市が今回、日本航空と共同で企画した返礼品は3つで、このうち寄付金▼1200万円の返礼品は、仙台空港発着で1組10人限定のチャーター便のツアーです。

東北地方上空を遊覧し、機内では、市内の名産品を使った食事を楽しむことができます。


名取市 山田司郎市長:
「仙台空港発着で、空から名取を眺めてもらって、ふるさとに対する思い、震災復興の街づくりの様子を見てもらうことで、名取のことを愛してもらえるような企画になれば」


日本航空が東北地方の自治体と独自の返礼品を企画するのは今回が初めてで、新たな返礼品がもらえる寄付の受け付けは5日からはじまります。


1200万円寄付する人は現れるのでしょうか?今回、日本航空と共同で企画した返礼品の残り2つです。
(1)こちらも1200万円の寄付で、名取市の子ども50人にチャーター便でのフライトや乗務員の仕事の見学などをプレゼントすることができる「思いやり型返礼品」(2)10万円で、10組限定で、空港にあるJALの機体を間近で見学ができる


また、このほかに名取市では、このような返礼品もあり人気を集めています。例えばアメリカ・バイデン大統領が食べたことでも話題になった「ナチュリノ」のジェラートや、閖上の特産品、赤貝の塩漬けなでどです。また、「甘仙堂」のみかん大福も人気だそうです。なお、名取市のふるさと納税額は、2020年は、およそ▼11億2000万円、2021年はおよそ▼10億4000万円です。