愛媛県内の医師確保を目指し、県が創設した奨学金を受ける愛媛大学医学部の学生が5日県庁を訪れ、決意を述べました。

県庁を訪問したのは「県地域医療医師確保奨学金」を受ける愛大医学部医学科の1年生20人で、学生を代表して越智桃子さんが決意を述べました。

(越智桃子さん)
「学業に励み、愛媛の医療に貢献できる医師になるべく、日々精進する」

そして菅副知事から「医師不足が課題となる中、学びを活かして地域医療で活躍することを期待する」と激励を受けました。

奨学金は2009年度に県が創設したもので、対象の学生は卒業後9年間、指定された医療機関に勤務すると、返還が免除されます。

県によりますと今年度も含めこれまでに312人がこの制度を利用していて現在、110人が県内の医療機関に勤務しているということです。