福岡市は3歳の女の子が腸管出血性大腸菌O157に感染したことを明らかにしました。女の子は、溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症して入院しています。

福岡市によりますと5月28日、福岡市に住む3歳の女の子に発熱の症状が出ました。医療機関を受診しましたがその後、下痢や血便などの症状も現れたことから、別の医療機関で検査したところ腸管出血性大腸菌O157・VT2に感染していることがわかりました。

女の子は溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症していて更に別の医療機関に入院して治療を受けているということです。

福岡市内での腸管出血性大腸菌による感染症は今年に入って25例目で、このうちO157による感染症で入院したケースは2例目です。

腸管出血性大腸菌感染症は夏場に多く発生します。

福岡市は・牛肉などは生肉や生焼けの状態で食べない・生肉に触れた箸で食べない・高齢者や乳幼児は、症状が重くなりやすいため感染予防に配慮し、感染が疑われた際にはすぐに医師の診察を受けるなどと呼びかけています。