「オシャレ」と「交通安全」の両立を目指します。自転車に乗るときの努力義務となったものの敬遠されがちなヘルメットを、制服と上手にコーディネートするためのカタログの第2弾が完成し、制作した学生らが発表しました。

昨年に続き、ノートルダム清心女子大学の学生やJAF岡山支部などが制作した、ヘルメット着用率向上に向けたカタログです。

2023年4月から努力義務化された自転車に乗る時のヘルメット着用ですが、岡山県の着用率は昨年、全国平均の17%を下回っています。

その理由とされるのが「髪型が崩れる」「ダサい」などです。第2弾では、学生服のメーカーやヘルメットの製造会社と連携。中高生のニーズに合わせ、学生が考案した“かぶりたいと思わせるおしゃれなヘルメット”のほか制服のデザインに合わせたコーディネートの例を掲載しています。また、ドライシャンプーを使った前髪の直し方も紹介しています。

(JAF交通安全プロジェクト 井口るりさん)
「交通安全って堅いイメージがあって、それを払拭するために、学生目線で楽しいという面から交通安全を訴えかけていくというところに力を入れました」

(ノートルダム清心女子大学 馬越美佳さん(4年))
「自分の私服であったり制服であったり、日常生活においてヘルメットをかぶりたいからかぶるって思っていただけるようになればいいかな」

このカタログは今後、JAF岡山支部が行う学生向け講習会で配付されることになっています。

*前髪の直し方の動画はノートルダム清心女子大学の公式YouTubeに掲載されているということです。