国による誤った強制隔離政策など、ハンセン病問題への理解を深めてもらおうと、岡山市北区の表町商店街で啓発展示会が始まりました。

岡山市北区表町の「詩人永瀬清子とハンセン病文学の読書室」で始まった展示会。国による誤った強制隔離政策などハンセン病の歴史や、偏見・差別と闘ってきた元患者の思いに触れてもらおうと開かれました。解説パネルのほか瀬戸内市にある療養所、長島愛生園の入所者による油絵、工芸品など69点が展示されています。

(長島愛生園入所者自治会 中尾伸治会長)
「こういった場所がだんだん広がってほしいと。愛生園だけではなくて、私たちへの理解がだんだん広がっていくこと、これが第一です」

展示会は今月22日までで、期間中、講演会や詩の朗読会なども予定されています。