円安の影響で廃業する農家も出てきています。農業に欠かせない肥料も原料の多くを輸入しているため、価格が上昇しているんです。農家の窮地を救いたいと、格安の肥料を福岡市とJAが協力して開発しました。

◆電照菊農家は電気代だけでなく…

福岡県八女市にある電照菊のビニールハウスです。



電照菊農家 柴田悟史さん「これが電照ですね、蛍光灯。生育期間中はだいたい4時間、深夜4時間。(質問 毎日ですか?)そうですね」

菊の生育に適した温度は13℃から18℃。ハウス内の温度を保つため、夏場は風を送る循環扇、そして冬場は暖房が欠かせません。

電照菊農家 柴田悟史さん「重油の暖房機ですね。重油の価格はかなり上がっています。原油価格が上がっていますので」

上がっているのは、燃料代だけではありません。

電照菊農家 柴田悟史さん「(質問 生産に関わるモノは?)ほとんど上がっていますね。資材、農機もそうだし、電気代、肥料も…上がってないものがないかも。もちろん人件費もですね。」