日本画家、馬場良治さん(75)の作品展が地元、山口県宇部市のときわ湖水ホールで開かれています。

馬場さんは日本画家として数々の作品を描く一方、国宝や重要文化財を修復・復元する技術者としても知られています。

会場のときわ湖水ホールには墨で和紙に描かれた作品、6点が展示されています。テーマは「四季飄飄(しきひょうひょう)」で繊細な自然の美しさや空気感、飄飄と移りゆく季節が白と黒のコントラストで表現されています。

新作の「海飄飄」は縦2メートル、幅7メートルの大作です。嵐の海をウミウが飄飄と飛び、波が砕ける一瞬を描いた幻想的な作品です。

宇部市文化振興課 三浦梨絵学芸員
「展示室を少し暗くしてゆったり並べているので、大画面の前に立ってその中に広がっている大きな空間や流れる豊かな時間を感じてほしい」

「馬場良治展~四季飄飄~」は6月29日まで開かれています。