来年の春、愛媛県内で開かれる全国植樹祭で使用する苗木を、子どもたちに育ててもらう取り組みが行われています。
4日、西予市の田之筋小学校に届いたのは、スギとヒノキの苗木あわせて30本です。
全校児童86人が参加して受け渡し式が行われ、県の久保圭一朗農林水産部長が児童の代表に手渡しました。
このあと5年の児童が、担当者からまんべんなく水を与えるなど苗の育て方を教わったあと、1人ずつ苗木に水やりをしました。
渡された苗木は児童たちが育て、全国植樹祭で植樹されることになっています。
(5年生の児童)
「ちゃんと水やりをして、育てていきたいです」
「小さな苗木が、すごく大きな木になるのが楽しみだなと思いました」
この取り組みは、昨年度から行われていて、今年度は74校から参加の申し込みがあり、ヒノキとスギの苗木あわせて約1500本を育てるということです。
(児童たち)
「まごころ込めて大切に育てるぞ!」「おー!」
県は、子どもたちに、森の役割について考えるきっかけにしてもらいたいと話しています。