広島市の高速5号線二葉山トンネルがこのほど貫通し4日、地元の関係者に公開されました。供用開始は、2027年度半ばまでの見通しです。

現場公開には、地元の関係者約20人や報道陣が参加しました。

全長1.8キロの高速5号線二葉山トンネルは、二葉の里側から1.4キロ、中山側から0.4キロ、それぞれ掘り進められていました。広島高速道路公社によりますと、トンネル自体は先月21日に貫通したということです。

トンネル工事は2018年9月に掘削開始。2022年7月に終わる予定でしたが、二葉の里側の大型掘削機、シールドマシンの破損や地表面の隆起などで何度も中断していました。

地元住民
「交通量が多くなれば騒音が出てくると思う。防音壁などの設置をしてほしい」

広島高速道路公社 小倉宏彦建設部長
「1つの大きな節目と受け止めている。しかし、まだ工事は残っているので、令和9年度半ばまでの供用開始に向けて、気を引き締めて着実に進めていきたい」

今後はシールドマシンの解体・撤去などが行われます。高速5号線の全体事業費は1439億円に上る見込みで、完成時期は2027年度上期の見通しだということです。