「子どもにご飯を食べさせてあげたかった」
裁判で明らかになった男の当時の心境とは…

大矢被告は4日の裁判で当時の心境など語りました。
まずは、これまでの裁判でわかっていることを整理します。

大矢被告は青森市内の倉庫など2軒から玄米あわせて約1800kg(70万円相当)を盗んだ罪に問われていて、この2棟はいずれも元職場の関係先だということです。

続いて、一連の犯行の経緯です。

大矢被告は2024年10月に持病の悪化のため休職し、そのころから青森市内のA倉庫から玄米を盗むようになりました。

この理由を「子どもにご飯を食べさせてあげたかった」と話しています。最初は食べる目的で盗んでいたということです。

しかし、コメの価格が高騰するなかで、大矢被告はそのうち「収入がなかったから」「ほかの支払いがあった」などとして金を手に入れる目的で、盗んだ玄米をインターネットで売るようになりました。A倉庫からコメがなくなると、別の精米所からも盗み、2025年3月に逮捕されました。

4日の裁判では、犯行の詳細も明らかになりました。