大雨による浸水を想定し国土交通省と建設会社などがポンプ車を使った排水訓練を行いました。

高知県四万十市で行われた訓練には中村河川国道事務所のほか、災害時の復旧に関して国と協定を結ぶ幡多地域の建設会社の社員、また、自治体の職員などおよそ70人が参加しました。大雨による浸水を想定し、一分間に150トンの排水が行える車両など4台のポンプ車を使用。夜間の作業も想定して照明車も配備されました。参加者はポンプ車の運用方法や排水ホースを接続する手順などを確認しながら訓練に臨んでいました。

(中村河川国道事務所 仙波宏光 副所長)
「(河川)出水期を前にして排水ポンプ車の訓練を行うことで、本番に備えて被害の最小化を図りたいと思っております」

中村河川国道事務所によりますと2024年度は排水ポンプ車が2回出動。そのうち1回は実際に後川流域で排水を行ったといいます。これから大雨や台風のシーズンを迎えるため「いまいちどハザードマップの確認や自治体の発する防災情報に注意して過ごしてほしい」としています。