地上からは見えにくい不法投棄を上空から見つけようと、県がヘリコプターによるスカイパトロールを行いました。
この「スカイパトロール」は、地上に不法投棄されているゴミをヘリコプターを使って上空から見つけ出すもので、県が20年以上前から行っています。

きょうは山形空港で出発式が行われました。
県内の不法投棄は2002年度に1年間で147か所で確認されたのをピークに減少していて、近年ではほとんど見られなくなっています。

しかし、不法投棄された場所の中には今も不法投棄される前の状態に戻すことができていない場所が、複数あるということです。

出発式の後は、県の職員がヘリコプターに乗り込み、パトロールに出発しました。
きょうは置賜地域を中心に上空から確認したということです。

県環境エネルギー部 循環型社会推進課 黒沼洋太 主査「一般から出てくる家電、廃タイヤなどもありますし、金属系のゴミ、廃プラスチック、さまざまなものがあります。まだ県内には何か所か不法投棄場所もございますので、それが0になることを目指さして、今後もスカイパトロールを継続していく」

きょうはこのほかにも、庄内空港からは海上保安庁のヘリ「うみすずめ」が出動して庄内地域をパトロールしました。
新たな不法投棄は見つからなかったということです。
