愛媛県のJR松山駅周辺の整備方針などを話し合う会議が4日開かれ、駅の高架化によって新たに設けられた、西口周辺の整備方針がほぼ固まりました。

「松山駅まち会議」には、松山市と県、JR四国、それに学識経験者などおよそ20人が出席しました。

中では、駅の高架化によって新たに設けられた西口について、歩行者が雨にぬれずに駅にアクセスできるよう、大屋根を備えたロータリーを整備する方針がほぼ固まりました。

また西口と東側を結ぶ連絡通路の部分には、ベンチや樹木を配置したイベント広場の整備方針も示されました。

駅西口の整備方針がほぼ固まった一方で、委員からは計画全体の遅れや不透明感を心配する声も相次ぎました。

(委員)
「この計画が非常に遅いというのが現実に感じておりまして、私たちが生きとる間にできるんかなと」
「アリーナやバスタ、商業施設なんかの開発がいろいろあるので、なかなか示されにくいということは分かるんですけれども、全体のビジョンを早く示していただきたいなというのと、やはりスケジュール感ですね、この辺をやはり公表することが大事なのかなと感じました」

松山市によりますと、西口周辺については今年度中に工事を始める予定だということです。