一部のスーパーで販売が始まるなど備蓄米に関する動きが出てきた中で、家電量販店でも変化が起きているといいます。一体どんな変化なのでしょうか?

取材班が訪れたのは名古屋市内にある家電量販店。「令和の米騒動」の影響は未だに収まらず、これまではなかった現象が起きているようです。

店によりますと去年の秋ごろから精米機を買い求める客が増え始め、これまで頻繁に売れることはなかった精米機が、ことし3月には1日平均10台も売れる勢いに。店に聞くと精米機全体の売り上げは、これまでの倍ほどに伸びているのではということです。

(エディオン 名古屋本店 児玉裕之 主任)
「報道されている古米や玄米を精米して、美味しく食べたいという需要がある」

精米機には玄米のみならず一度精米された白米であっても、さらに磨いてより白く仕上げる上白米を作る機能があります。それを目当てに購入を決めた人が増えているといいます。

その精米機の中でも4合から5合を一度に精米できるタイプが人気を集めています。売れ筋の精米機の価格帯は2万円前後で、今後も備蓄米の動きに呼応して店の在庫の確保も、さらに必要になってきそうです。

(エディオン 名古屋本店 児玉裕之 主任)
「前年に比べてよく売れているので各メーカーは在庫不足に陥っている。増産の態勢は整えていると思うが、需要がどう動くかを見極めている」