今年(2025年)3月、東京・千代田区のビルの解体工事現場で、作業員16人が一酸化炭素中毒とみられる症状で救急搬送された際、適切な医療行為を展開したとして、大学病院の医療チームに感謝状が贈られました。
渡辺信夫 神田消防署長
「一酸化炭素中毒となった多数の傷病者を、迅速かつ適切な救護活動により救命したその行動は顕著であります。ここに深く感謝の意を表します」
きょう(4日)、神田消防署長から感謝状が贈られたのは、▼日本医科大学付属病院東京DMAT-NBC特殊災害チームと、▼日本大学病院東京DMATです。
この医療チームは今年3月27日、千代田区神田小川町のビルの解体工事現場で作業員16人が一酸化炭素中毒とみられる症状で救急搬送された際、迅速かつ適切な救護活動を展開していました。
日本医科大学付属病院東京DMAT-NBC特殊災害チーム 五十嵐豊さん
「1人も亡くならなかった、大きな後遺症を残した方がいらっしゃらなかったというのは、私たちの活動としても非常に良かったと思います」
日本大学病院東京DMAT 高橋謙さん
「我々も連携する1部門として、最大の効果を発揮できるように努めていければと思っています」
医療チームは当時、けが人の数がわからない状況で、連携しながら治療が必要な患者を的確に判断したことなどが評価され、「今後も消防などとの連携を密にして活動の練度を上げていきたい」としています。
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