日向地域特産のかんきつ類で、ハウスものの「へべす」の出荷が4日から始まりました。
さわやかな香りとまろやかな酸味が特徴で、さまざまな料理に活用できる「へべす」。
ハウスものの「へべす」は、現在、日向市と門川町の7戸の農家が生産していて、4日は、JAみやざき日向地区本部の選果場に直径4センチほどの「へべす」150キロが持ち込まれました。
今年は、3月の冷え込みで1週間ほど出荷が遅れましたが、大きさ、品質ともに例年並みのいい出来だということです。
(JAみやざき日向地区本部・平兵衛酢部会 川崎泰富 部会長)
「この日を迎えられてうれしい。皮が薄くて、果汁がいっぱいで香りがいい『へべす』なので、料理に使ってほしい」
JAみやざき日向地区本部では、来月末までにハウスものの「へべす」およそ7トンの出荷を見込んでいて、8月からは露地ものの出荷が始まるということです。
【参考】
●4日の初出荷分は、宮崎県内の3市場に出回る。
●宮崎県内に全体の6割ほど、東京や福岡などに4割が出荷される見込み。
●生産者によると、「へべす」は冷やし中華に入れるのがおすすめ。
●関係者によると、日向市内では、多くの家庭の庭にあるほどとても親しまれているかんきつで、かつて、地元では嫁入りの際、嫁ぎ先にへべすの苗木を持っていき、料理の隠し味として使うと評価が上がったというエピソードまである














