夏本番を迎える前に、愛媛県松山市の消防と中学校の生徒が連携し、校内放送で熱中症の予防を呼びかけました。

松山市の小野中学校では、3日消防の職員と保健委員会の生徒が給食時間の校内放送で熱中症の予防などを呼びかけました。
これは、松山市消防局が市内の学校で去年から試験的に行っている取り組みで、その名も「熱中症ゼロランチタイム放送局」。

今年は、3日が初めての放送で、教室では、生徒が給食を食べながら、放送に耳を傾けていました。

松山市消防局 救急課 佐伯大介さん
「熱中症予防のポイントは、水分塩分の補給・暑さを避ける・日頃からの健康管理の3つとなります」

さらに、めまいや吐き気など、熱中症が疑われる場合は、涼しい場所へ移動して体を冷やすなどの対策を取るよう呼びかけていました。

小野中学校 保健委員会 委員長
「この放送をきっかけに学校でもその保護者にも熱中症の対策などが伝わったらいい」

松山市消防 佐伯さん
「昼休みの給食の時間、お耳の休み時間に生徒さんの声で届けてもらうことでより効果的な啓発活動ができる」

松山市消防局によりますと去年、市内で熱中症とみられる症状で救急搬送された6歳から18歳までの人は、51人で前の年より6人増えています。