“師弟関係”の松井秀喜さん 濃密だった「2人で素振りをした時間」
長嶋さんと深いきずなで結ばれていた人といえば、同じ巨人で活躍しメジャーリーグへと羽ばたいた石川県能美市出身の松井秀喜さんです。
1992年のドラフト会議では、当時監督だった長嶋さんが自らくじを引き当て巨人入りが決まりました。ルーキーの松井さんに対して宮崎キャンプではこんなゲキをとばしていました。
長嶋茂雄さん「1メートル82センチ、そして90数キロの肉体をもっていてもまだプロとしての芯の強さは鍛錬を要するということで、そのあたりは時間が解決してくれる。問題はプロとしての“水”を早くつかんでほしい」
以降、球界を代表するスラッガーに松井さんを育て上げるため、濃密な師弟関係が続きました。
松井さんは引退会見でこんな言葉を残していました。
引退会見での松井秀喜さん「長嶋監督と2人で素振りをした時間が一番印象に残っている」
