半導体分野の人材育成のため広島大学はアメリカのアイダホ大学と、海外キャンパスを学内に設置する協定を結びました。
広島大学の越智光夫学長と、アイダホ大学のスコット・グリーン学長が東京都内で署名式に臨みました。
両者は連携して「アイダホ大学広島キャンパス」を広島大学東広島キャンパスに設置して運営します。
アイダホ大学はアメリカでトップクラスの研究機関として認められています。
広島大学によりますと半導体人材の育成に特化した日米連携による学士プログラムの設置は国内初です。また工学分野でのアメリカの大学招致も国内初です。
越智学長会見は会見で「人材不足解消が急務のグローバルに活躍できる半導体人材の育成に貢献するとともに米国および東南アジア諸国を含む世界中の学生に日本での学びの場を提供する新しい大学像を作り上げたい」と述べました。

前半2年を広島大学、後半2年をアメリカの本校で学び、修了者にはアイダホ大学の学士号が授与されます。1学年100人を想定していて東南アジアを中心に国内外から学生を募集し、2026年8月に本格的に学生の受け入れを開始するとしています。
