ロシアとウクライナによる再開後2回目の直接交渉がきょう、行われる見通しです。こうしたなか、ロシアとウクライナ双方は大規模な攻撃を続けています。

ウクライナ空軍によりますと、先月31日から今月1日にかけて、ロシア軍が472機のドローンと弾道ミサイルや巡航ミサイル合わせて7発を使い、攻撃を行いました。一晩の攻撃としては、侵攻開始以来、最大規模とされ、ウクライナ軍の訓練部隊がある場所にも攻撃があり、12人が死亡したということです。

一方、ウクライナ保安庁は1日、特殊作戦を決行し、ロシアの主要な飛行場にある巡航ミサイル搭載可能な機体の34%破壊したと明らかにしました。シベリアのイルクーツク州などの複数の飛行場を標的とし、ウクライナメディアによりますと、ロシア領内に潜入させたトラックにドローンを隠して遠隔操作で攻撃、爆撃機41機に損害を与えたということです。

こうしたなか、ロシアとウクライナの直接交渉がきょう、トルコで行われる見通しです。

ゼレンスキー大統領は、ウメロフ国防相が率いる代表団を派遣すると表明。交渉では、プーチン大統領との首脳会談などを求めていくとしています。

一方、ロシア側は、ウクライナにNATO=北大西洋条約機構への加盟放棄の確約などを求めるとみられていて、交渉は難航しそうです。