水郷・大洲の夏の風物詩「うかい」が1日開幕し大勢の観客が夏の風情を楽しみました。

愛媛県大洲市を流れる肱川の河川敷では、まず出発を前に神事が行われ関係者がシーズン中の安全を祈願しました。

そしておよそ160人の観客がグループごとに16隻の屋形船に乗り込み食事をしながら夕暮れ時の川下りを楽しみました。

そのあと、鵜匠が乗った船が煌々とかがり火を焚いて現れるといよいよ「うかい」の始まりです。鵜匠が巧な手綱さばきで鵜を操りアユをつかまえていました。

(観客)
「鳥(鵜)がすごく近い、本当、目の前まで来てくれてたんで、こんな体験はここでしかできないですね」

このほか、うかいの開幕にあわせ、和太鼓の演奏が披露されたほか、花火も打ち上げられ、観客たちは、肱川を舞台に繰り広げられる幻想的な水上ショーを堪能していました。
(観客)
「雅な気持ちになれました。来年も来たいです」

水郷・大洲の「うかい」は9月20日まで行われます。