1日、山口県岩国市を流れる錦川でアユ漁解禁にあわせ、夏の風物詩の鵜飼いが始まりました。

鵜飼いはウを使ってアユを捕まえる伝統的な漁法で、錦川での鵜飼いの始まりは約400年前といわれます。錦帯橋を背景に腰みの姿の鵜匠が手縄でウを操る光景は、岩国の夏の風物詩です。

日が落ちると、かがり火を頼りに鵜匠とウが息のあった技を披露します。昨夜は天候にも恵まれ、乗客は舟に揺られながら声援や拍手を送っていました。

昨シーズンは川の増水などにより、102日の営業日のうち遊覧船が運航できたのは75日で、乗客は3633人でした。今シーズンは4000人の乗客を目指しています。

岩国市観光協会 塩井亮太郎会長
「自然の豊かさと岩国の歴史、文化の調和を味わって頂きたい、それに尽きます」

運航は9月10日までの午後7時から9時で、料金は大人3500円、3歳から小学生は2000円となっています。