アメリカのトランプ政権による追加関税の動向が注目される中、マツダでは4月の国内生産が減少する一方で、世界販売台数は前の年度を上回ったことが分かりました。

マツダによりますと、4月の国内生産台数は前の月より12・6パーセント少ない5万5161台で、3ヶ月連続の減少となりました。広島宇品工場でオーストラリア向けのCX-30の生産台数が減少したことや山口防府工場でCX-70やマツダ2の生産が減ったことが要因としています。

一方、世界販売台数は7・1パーセント増え、10万1694台と、11ヶ月連続の増加でした。アメリカでのSUV車の販売が好調で『駆け込み需要』の影響もあり、4月単月としては過去最高の売れ行きだったことが要因だとしています。

マツダはアメリカで販売するおよそ8割を輸出が占めるだけに、今後のトランプ政権の追加関税の影響が懸念されています。