家具や漆器など広島の工芸の魅力を発信しようと、東京都内で展示販売会が開かれています。

会場は、六本木にほど近い東京ミッドタウンの一角です。このイベントは、伝統工芸を日本人にこそ知ってもらおうと企画されました。

呉市安浦町の酒造会社は、古酒を赤ワインの樽でねかせた日本酒など特徴ある品をそろえました。

川尻筆の伝統工芸士、畑幸壮さんも、訪れた客に熱心に化粧筆の解説をしていました。

こちらは、東広島市の会社が手がける一人乗りの小型電気自動車です。

客は
「すごく居住性がいいです。窓がすごくあるので視野もいいですし」

個性的なデザインに道行く人が足を止めていました。このイベントは、ともに広島出身のフォトグラファー竹内裕二さんと、こだわりの包丁ショップを営む村上由一さんが主催しました。

写真家 竹内裕二さん
「日本の良いものを東京の人にも探して欲しいですし、職人さんたちもお客さんと接することで新しい発見があると思うので、それをキャッチしてほしい」

参加した職人らは「客の反応を今後に生かしたい」などと意気込んでいました。

このイベントは、6月3日まで開かれています。