――何をしてるの?
「ちょいボラ」

――ちょいボラって何?
「ちょっとボランティアです」

広々とした店内

小学生まで入店無料。その代わり、みんなのためになる “ちょっとしたボランティア” をするのが「さんすうカフェ」のルール。ちょいボラを終えて入店した子どもたち。

店内では “出席確認” を行う。

教員時代から、子どもの居場所づくりに関心があった和泉さん。出席を取るルールは、子どもたちの見守りが目的だ。

「1人ずつここでチェックできるので、コミュニケーションが取れる。そうしないと僕も名前覚えられないし、彼らも私のこと分かんない。ここで対話ができる」

「子ども食堂みたいな関わりが、せっかくだからコミュニケーションが取りたくて。地域のコミュニケーションを取りたかったんです」

――和泉さんはどんな人?

▼子どもたち
「変なことしてる人がいたら注意したり、優しいところがある」
「勉強教えてくれる!」

それにしても気になるのは、小学生まで無料、といった採算度外視すぎる設定。なぜこんな経営をしているのか聞いてみると…

「儲けは最初から考えてないんですよ」「いろんな人とコミュニティを作ったり子どもたちが楽しそうにここに来てくれたらいい」