中国木材は、国の「Jークレジット制度」を活用し、社有林の管理で削減した二酸化炭素の排出権を広島銀行に販売しました。
28日に行われた受渡式には、広島銀行の清宗一男頭取、中国木材の堀川保彦社長が出席しました。
「Jークレジット制度」は省エネ設備の導入や森林管理などによる温室効果ガスの削減量と吸収量を国が「クレジット」として認証。売買することで資金循環を促し、脱炭素化を進める制度です。今回の取引では、中国木材が熊本県五木村に所有する森林で認証されたJークレジットのうち、800t-CO₂を広島銀行が購入します。
広島銀行・清宗一男頭取
「カーボンニュートラルの選択肢を提供できるようしっかりと努力していく」
中国木材・堀川保彦社長
「山を活性化するためには、こういった活動を広げて行く必要があると皆さんにも知ってもらえるところが嬉しく思う」
中国木材がJークレジットを販売するのは初めてです。両社は「カーボンニュートラルに向け制度を活用していきたい」としています。