5月30日、奉納土俵入りに臨む新横綱・大の里。
綱打ちを終え、雲竜型も教わり、準備は万端でしょうか。

75代横綱・大の里が見守る中、行われていたのは、土俵入りの際に締める綱を作る「綱打ち」です。

鉢巻姿の二所ノ関一門の力士たちが、太鼓の音に合わせ綱をより合わせていきます。

「ひーふーみー、それ!」「いち、に、さん」

体力には自信がある力士も、この汗…

70人が力を合わせ長さ4m22cm、重さ7.2kgの純白の綱が完成しました。

「右から全部右からってイメージで」

その後は師匠でもある元横綱・稀勢の里(二所ノ関親方)の指導のもと、土俵入りの稽古を行いました。

「左足から、左足から」

大の里が30日に行うのは、右手を伸ばし左手を脇腹につける雲竜型での土俵入りです。8年前に師匠が奉納土俵入りで行ったのも同じ雲竜型でした。

大の里は師匠のアドバイスを受けながら動作を繰り返し確認していました。

第75代横綱 大の里
「親方からこの土俵で教えてもらうことは夢だと思って入ってきて、一つの夢がきょう、かなって。いい日になりましたね。初めて綱を締めてみて、ようやく横綱となった実感が湧いたので、しっかり頑張りたいと思います」

奉納土俵入りは30日に明治神宮で行われます。