インターハイ出場を懸けた岡山県高校総体・陸上競技が開幕しました。昨年、20歳以下の世界選手権代表にも選ばれた、津山高校3年のドルーリー朱瑛里選手は、女子1500メートルに出場しました。

岡山市北区のJFE晴れの国スタジアムを舞台に開幕した岡山県高校総体・陸上競技です。

(甲野良輔記者)
「きょうから始まった県総体。高校生による白熱したレースが繰り広げられています」

大会初日の注目は女子1500メートル。津山高校3年のドルーリー朱瑛里選手が、昨年インターハイを制した倉敷高校3年のジャネットジェプコエチ選手に挑みます。スタートで飛び出したのはドルーリー選手。しかし、ジャネット選手がすぐさま追いつきます。400メートル手前でジャネット選手がドルーリー選手をかわすと、その後どんどん差を広げ、後続を寄せ付けず優勝。おととし1年生でこの種目を制したドルーリー選手でしたが、高校最後の今年は惜しくも準優勝に終わりました。

(津山高校3年 ドルーリー朱瑛里選手)
「自分としては全く納得のいくレースではなかった。次のレースもあるので気持ちを切り替えてしっかりと頑張りたい」

ドルーリー選手は、去年おととしと優勝した女子800メートルにもエントリーしていて、大会3連覇を目指します。

一方、男子砲丸投げには、中国高校記録を持つ玉野光南高校3年の赤澤瑠依選手が出場。1投目からトップを譲らず迎えた最終6投目。目標の自己ベスト更新にはあと一歩届きませんでしたが、17メートル34の大会新記録で見事連覇を果たしました。

(玉野光南3年 赤澤瑠依選手)
「自分はまだ悔しいというかまだまだ伸ばせた記録だなと思う。インターハイでトップを目指して最終的には日本記録を目指して頑張っていきたい」

また赤澤選手は、ハンマー投げでも他を圧倒し、こちらも連覇達成。あさって(31日)の円盤投げで投てき3冠を目指します。