きのう夜、山形県酒田市で、陸上自衛隊第6師団のヘリコプターが夜間訓練飛行中、レーザー照射を受けました。(サムネは陸上自衛隊第6師団駐屯地)

搭乗者やヘリコプターに被害はありませんでしたが、自衛隊は「非常に危険な行為」だとしています。

第6師団によりますと、昨夜7時25分ごろ、酒田市新堀豊森の上空で、訓練飛行をしていた陸上自衛隊第6師団第6飛行隊所属のヘリコプター、「UH-1J」1機がレーザーを照射されました。

陸上自衛隊第6師団駐屯地
陸上自衛隊第6師団駐屯地

このヘリコプターには3人が乗っていて、操縦していた機長が機体から見て右前方から、緑色のレーザーを5秒間ほど照射されたことに気づいたということです。

ケガ人はおらず、ヘリコプターへの被害もありませんでした。

現場は、神町駐屯地から北西に65キロメートルほど離れた酒田市新堀豊森の上空でした。

この事案を受け、第6師団は警察に通報しましたが、今のところ被害届けは出していないということです。

誰がレーザーを照射したのかはわかっていません。

第6師団によりますと、レーザー照射を目に受けると、失明の恐れがあるほか、
視界が塞がれれば墜落につながる可能性もあるということです。

また、場合によっては、レーザー照射により機体に影響が出る可能性もあるということです。

陸上自衛隊第6師団では、「航空機の飛行の安全はもちろん、乗員や国民の命にもかかわる非常に危険な行為で深刻に受け止めている」としています。