岡山県井原市で刃物を持った不審者が鉄道車両内に現れたとの想定でテロ対策強化に向けた訓練が行われました。

訓練は、事件の発生に備えて今年4月から井原鉄道の車両で進められていた防護盾の設置が完了したのに合わせて行われました。

訓練では井原警察署の警察官が防護楯の使い方を指導。運転士など15人が参加し、楯をつかまれたときの振りほどき方や不審者を取り押さえる際の体重のかけ方など対処方法などを学びました。

(参加した運転士)
「こういうこと(事件)がないのが一番ですけど、あった時には対応できるように、想定した訓練を続けていくのが大事だと思う」

井原鉄道は、駅の監視カメラ設置なども行っていて、今後も乗客乗員の安全確保と危機管理に取り組むとしています。