■道路沿いの標識を11か所新設したが…
壁には事故の際にこすった無数の傷が…。
仮設の門型標識には度重なる事故で傷だらけになった高さ制限の標識が取り付けられていました。そして、新たに大型車と中型車に通行禁止を呼びかける看板が設置されました。
現場を管轄する小矢部警察署は・・・。
小矢部警察署 地域交通課 飯田一夫 課長:
「いずれもですね。ここを初めて通るというわけではなくて、運転手はここに高さ制限があると認識しています。ただ当日の車の状態、積載物の大きさ、
この確認不足によって事故が発生しています」

警察は、トラックの荷台のウイングを出したままだったり、荷台に積んだ重機の高さを計算していなかったりするなど、運転手の確認不足が事故の原因とみています。

一方、3度目の事故が起きる前までは現場の700メートル手前に注意を喚起する小さな標識が1つしかありませんでしたが…。
記者(10月31日):
「門型標識から700メートルの地点です。こちらには大型車、中型車通行不可の看板、さらに奥には高さ制限を示す看板が新たに設置されました」
富山県は、門型標識につながる道路沿いに新たに11か所に通行禁止や高さ制限を示す看板を設置。国道8号につながる、う回路も設けました。

県は、ドライバーの利便性を考慮し、常設のものに建て替え大型車と中型車の通行を再開させたい考えです。

これで事故はなくなるのでしょうか?
近所の男性:
「でっかい看板いっぱい立ってるけど、あれ夜になると見えんやろ。反射材使ってやってるわけじゃないから、夜やったら多分見えんよ」

近所の女性:
「やっぱりチカチカ光るような看板にしておけばいい。ここ注意してくださいという感じで」

高架橋には「あいの風とやま鉄道」が通っていて、運転手の不注意だけではすまされない大事故につながるおそれもあります。
小矢部警察署 地域交通課 飯田一夫 課長:
「こちらを見ましても、あいの風富山鉄道が通っています。大事故につながる可能性は十分考えられる。この事故によって、列車の運行また通行止めによって市民生活に多きな影響を与えます。運転手には運行前に必ず車両の確認をしていただくと。それと運行時は標識をしっかり確認して、交通規制をしっかり守っていただきたいと思います」


4度目の事故が起きないために何が必要なのか…。しっかりと検証し、十分な対策を講じた上で通行再開する必要がありそうです。