岡山県出身で、バレーボール元日本代表の荒木絵里香さんが地元の中学校を訪問しました。スポーツを通じて子どもたちの心身の向上を図ろうという特別授業が岡山市中区の中学校で行われました。

岡山市立竜操中学校で行われた特別授業。

講師を務めたのは、倉敷市出身で五輪に4度出場したバレーボール元日本代表、荒木絵里香さんです。

(バレーボール元日本代表 荒木絵里香さん)
「次は、みんなめちゃくちゃうまいから、ちょっと難しくします」

授業は、日本オリンピック委員会=JOCが、スポーツを通じて子どもたちの心身の成長を促そうと企画したもので、2年生35人が参加しました。ウォーミングアップのあと行われたのは、1つのボールをパスで繋ぐ、グループワークです。

(バレーボール元日本代表 荒木絵里香さん)
「結構難しいの、これ。みんなでどうやったらできるかなって方法を考えてください」

ただボールを投げるだけでは、うまく繋がりません。荒木さんのアドバイスを受け、生徒たちは仲間と話し合いながら練習を重ね、記録の更新を目指しました。

(バレーボール元日本代表 荒木絵里香さん)
「確実に(成功の回数が)増えている」

(生徒)
「みんなのことを考えてパスをするのが楽しかった」

(生徒)
「とても緊張したし(荒木さんは)すごいなと思った。ちゃんとみんなで話し合って問題を解決していけたら」

(バレーボール元日本代表 荒木絵里香さん)
「つなぐ難しさや仲間を思いやる気持ちを伝えられたらいいなと思って。これから自分の夢に向かっていくなかで、この経験をいかしてもらいたいなと思います」

この後、講義も行われました。荒木さんは、チームメイトとともに苦難を乗り越えた自らの体験を交え、生徒たちに「仲間と協力することの大切さ」を伝えていました。