宮崎市に本社を置くソラシドエアの昨年度の売上高は、2期連続で過去最高を記録し、増収減益となっています。
また、高橋宏輔社長が退任し、新たに東京国際空港ターミナルの常務、山岐真作氏が就任することになりました。

ソラシドエアの昨年度の売上高にあたる営業収入は、前の年度に比べ4.1%増加し、520億円余りと2期連続で過去最高となりました。

また、有償旅客数も229万7000人余りと過去最多で、国内の旅行需要は、コロナ前の水準にまで回復し、すべての路線で好調だったということです。

一方、円安の影響で航空機の整備費やリース料が大幅に増加していることや、他社との価格競争の激化や人件費アップなどにより、減益となっています。

また、28日の会見では、8年間社長を務めた高橋宏輔氏が退任し、新たに、日本政策投資銀行出身で東京国際空港ターミナル常務の山岐真作氏が社長に就任することも発表されました。

(ソラシドエア 高橋宏輔社長)
「コロナが明けた後も、元々、原油高、そして、円安と様々な苦難がそちらとの戦いに終始しましたので、なにせ苦しい8年間だったわけですけれども、きっと彼ならやり遂げてくれるんじゃないかと考えています」

高橋社長の退任は、6月23日の株主総会と取締役会を経て決定するということです。