本格始動から4年でJFL昇格を決めた「いわきFC」。クラブ躍進のウラには選手の「ある傾向」に基づくトレーニングを始め、様々な取り組みがありました。
【この特集は、2020年2月に放送したものです】
2019年11月に全国地域チャンピオンズリーグの決勝ラウンドで優勝し、アマチュアのトップリーグJFLへの昇格を決めた「いわきFC」。
サポーター「もっとどんどん上を目指して頑張ってほしいです」
サポーター「もうね痺れた。本当にありがとうございます。いわきFCっていう言葉を一言申したいと思います」
地元いわき市の少年「いわきを支えてくれるシンボル」
女子高生「あんまり負けたことがないっていうイメージがあります。強いって」
男子高生「地域の発展とかに貢献してるチームだと思います」
いわきFCは、本格的な始動から4年でJリーグ一歩手前のJFLへの昇格をつかみとる快進撃を続けてきました。
なかでも、2017年の天皇杯では、J1のコンサドーレ札幌を破る大番狂わせを演じ、一躍その名を全国にとどろかせました。
こうしたチームの躍進のウラには「スポーツ科学」に基づくクラブの様々な取り組みがありました。

いわきFCの最大の武器は、なんといっても体の強さや身体能力の高さ。
1週間のうち3日間、練習時間の6割以上を肉体強化のトレーニングに費やし、選手たちの体を限界まで追い込んでいきます。
効果的な筋力トレーニングを行うためにクラブが取り組む一つに「遺伝子検査」があります。

遺伝子検査によって選手たちの筋肉の質を【瞬発系】・【持久系】・その中間【ポリバレント】の3つのグループに分類します。
分けられたグループによって重さの負荷や回数を変え、その選手に合った最も効果的な筋力トレーニングを行っています。

鈴木パフォーマンスコーチ「自分はこういう特徴があるからこういう風にやらなきゃいけないんだというのを、ただ単にこなすだけじゃなくて、しっかり考えてやれてるのかなというところが選手全員あるんじゃないかなと思っています」