28日、岩手県滝沢市で弾道ミサイルの破片の落下を想定した初めての図上訓練が行われ、国や県、市の担当者が対応を確認しました。

この訓練は国と県、滝沢市が共同で行いました。
想定は、仮想のX国が発射したミサイルが県内上空で爆発し、滝沢市内に破片が落下したというものです。
訓練では破片の落下地点から半径2キロ圏内のおよそ150人を対象にした、避難指示の検討も行いました。

警察や消防、自衛隊を含めた参加者たちが情報の収集から関係機関への通報、周知まで刻一刻と変わる状況への対応手順を確認しました。

(消防庁国民保護運用室 関本徹課長補佐)
「事案に対しての正解はなかなかない。今回やってみた上で、より円滑な対応が見つかれば適宜直していくことが必要」

(滝沢市 武田哲市長)
「脅威は身近に存在する。避難のあり方、行動のあり方を家族とも話し合って考えていただければ」

参加した関係者は住民の安全確保に向けた連携を確認し、万一の事態に備えていました。