県はきょう、今年のさくらんぼの作柄調査の結果を公表しました。収穫量は、不作だった去年よりは多いものの平年よりは少ないということです。
県では毎年さくらんぼの作柄調査を行い、収穫量の予測を立てたり、摘果作業を行う目安にしたりしています。
今年は今月23日に県内の48の園地で「佐藤錦」と「紅秀峰」の生育状況を調べました。
きょう県が示した結果では、今年の予想収穫量は9100トンから1万200トンでした。平年より3600トンから2500トン少ない見込みです。
不作だった去年に比べると多いものの、平年比では7割から8割の水準です。
要因は着花数が少ないためで、開花期に強風や雨のため昆虫の活動が鈍く、受粉が少なかったと考えられるとしました。
昨シーズンの収量の低下につながった、めしべが割れて果実が二つに分かれる「双子果(ふたごか)」は平年よりは多いものの去年よりは少ないとしています。

※画像 双子果
今年の収穫時期は平年並みで、佐藤錦が来月17日から23日ごろ、紅秀峰は来月25日から7月2日ごろが見込まれています。
※画像は資料
