来月(6月)1日、岡山県倉敷市で、女子キックボクシングの世界タイトル戦が開催されます。挑むのは岡山県矢掛町出身のMARI(マリ)選手。大一番を前に意気込みを語ってくれました。

(MARI選手)
「相手がパワータイプなので、自分の持ち味のスピードとタイミングを使って勝つところを見てほしいです」

倉敷市のジムで世界タイトル戦に向け汗を流します。矢掛町出身のプロキックボクサーMARI選手です。

兄の影響で15歳からキックボクシングを始め、高校在学中にプロデビュー。2018年にニュージャパンキックボクシング連盟のミネルヴァピン級チャンピオンとなり、これまでに日本タイトルの3階級制覇を成し遂げています。

また2021年からは、海外でも人気の立ち技格闘技大会K-1にも参戦。

その実力はジムの会長も認めるところです。

(ナックルズGYM 藤本康人代表)
「パンチ力は男子並みですね。ジャブもストレートのようなジャブを打ちますし、あとスピードですね。蹴りも速いしステップも速いんで、相手を翻弄すると思います」
MARI選手が挑むのは、アメリカに本部を置くキックボクシングと総合格闘技の王座認定団体ISKAのタイトルです。対戦相手はフランス人のチャンピオン、ヤデ・パレット選手。日本タイトルを獲得した時から目標にしたという世界王座を目指します。

(MARI選手)
「相手は自分の中で過去最強の相手なんですけど、地元で夢をかなえるために頑張りますので応援よろしくお願いします」

見据えるのは世界の頂きです。来月(6月)1日、倉敷市のマービーふれあいセンターでゴングが鳴らされます。