国会では28日、衆議院・農林水産委員会が開かれ、自民党の鈴木貴子衆院議員は、コメの高騰対策をめぐり、「石破政権には中長期的な食料安全保障に対する信念がない」と苦言を呈しました。

自民党 鈴木貴子衆院議員
「今の石破政権に、私は、目先の対応はあっても、中長期的な食料安全保障に対しての信念というものがないと、非常に残念に思っております」

自民党の鈴木貴子衆院議員は、石破総理や小泉農水大臣がどの程度コメの価格を引き下げるのか、具体的な価格に言及していることをめぐり、「価格に対して政治が直接的にそこまで言う必要があったのか、安定供給というメッセージを1番最初に打ち出して頂きたい」と訴えました。

これに対し、小泉農林水産大臣はコメの価格が下がらない中、「マーケットとの向き合いの中で、明確なメッセージを発信しなければマインドをなかなか変えることが出来ない」と強調した上で、「引き続き丁寧に説明をさせていただきたい」と話しました。