本格化する大雨シーズンを前にJR東海は、東海道新幹線の車両を使った訓練を行いました。

きょう(28日)未明、JR東海は横浜市の新横浜駅で新幹線の車両を使って大雨に備えた訓練を行いました。訓練は、新横浜駅と小田原駅間で大雨が降り、新幹線が長時間、運転見合わせたとの想定で実施。

駅員らおよそ250人が参加し、新横浜駅で折り返し運転をする際に落雷の影響でポイントの切り替えが自動で行えない事を想定し、職員が手動で切り替える手順などを確認していました。

JR東海 有本政弘 運輸営業部長
「この夏もおそらく、なかなか厳しい気象条件かなと思っています。線状降水帯とか、急遽、雨が降って我々が想定している以上に早く、電車が止まることもたまにありますが、まずしっかり備えるということ」

ほかにも、停電や故障などで動けない列車から専用の板を別の列車に渡して乗客を移動させる訓練や、近年、列車内で発生している事件を踏まえ、警察と連携した不審者への対応について訓練しました。

JR東海は、台風や予測の難しい線状降水帯などの大規模な自然災害に備える為、訓練などを通し、柔軟に対応が出来るようにしていきたいとしています。