愛媛県内では、特殊詐欺による被害が相次いでいます。
これを受け、27日松山市内の商業施設で警察官と園児らが買い物客らに被害防止を呼び掛けました。

県内で相次ぐ特殊詐欺による被害を受け、松山市内の商業施設で行われた呼び掛けには、松山西署の署員や三津浜幼稚園の年長の園児らおよそ30人が参加しました。

園児らは、店舗に向かう買い物客に、特殊詐欺に気を付けるよう呼び掛けの書かれたビラを手渡していました。

また、海外から、国際電話を使った手口の特殊詐欺が相次いでいることから、国際電話の利用停止の申し込みを受け付ける専用のブースも設けられました。

国際電話利用休止を申し込んだ人
「あなたの口座が何かで使われている」とか変な電話が多い。安心ですね。助かります」

警察によりますと、県内ではことし4月末までの時点で、既に去年より12件多い50件の特殊詐欺被害が確認されていて、被害総額は1億4300万円に及んでいます。

松山西警察署 生活安全課 井上貴臣 課長
「オレオレ詐欺が多い。自動音声の詐欺であるとか警察官かたりの詐欺も相変わらず多い。ひょっとしたら私も変な電話がかかってくるかもしれないという危機感を持っていただきたい」