25日、三次市三和町で伝統行事の「信原(のんばら)田楽大花田植」が行われ、地元の住民などおよそ80人が参加しました。

「信原田楽大花田植」は、平安時代に始まったとされ、戦争で途切れましたが、39年前に復活しました。現在は、地元コミュニティが引き継いでいます。

はじめに3頭の牛たちが馬鍬(まぐわ)を引いて地面の土を砕き、田の面を平らにする代かきを担当。最後は、早乙女などが入場し、「信原田楽はやし唄」にあわせて、苗を植えていきました。途中、子どもたちも飛び入りで参加。土に足を取られながらも一生懸命、苗を植えていきました。

早乙女を体験した男の子
「楽しかった」

早乙女体験した女性
「なかなか歩くのが難しくて、植えるのも大変だったんですけど、練習の成果が発揮できたと思います」

下板木コミュニティの竹川易廣会長は、「新しい世代も入れながら長く続けていきたい」としています。