アメリカのトランプ大統領がロシアのプーチン大統領を「完全に狂ってしまった」などと非難したことについて、ロシア大統領報道官は「感情的なものだ」と反発しました。

タス通信によりますと、ペスコフ大統領報道官は26日、プーチン大統領に対するトランプ大統領の発言について「感情的なものだ」と述べ、プーチン氏はロシアの安全保障を確保するため必要な決定を下していると反発しました。

そのうえで、ロシア軍によるウクライナ各地への攻撃について「攻撃は軍事施設を標的にしている」と主張し、ウクライナ側によるロシア領内へのドローン攻撃に対する「報復攻撃」だと強調しました。

ウクライナでは24日夜から25日にかけ、ロシア軍が300機近いドローンやミサイルおよそ70発を使った大規模攻撃を行っていて、トランプ氏はロシアに追加制裁を科す考えを表明しています。