“唯一無二のランドマーク”を目指して

名鉄が再開発のヴィジョンに掲げるのは“唯一無二のランドマーク”。ターミナル駅直結という立地の良さを活かし、オフィス、ホテルともに高級路線を目指します。

(髙﨑裕樹社長)
「(オフィスの)1フロアの面積が6000平米、1800坪という大きさのビルはなかなかない。東京でも指を折るくらいの数しかない。現時点でおそらく名古屋以西ではない」
「(Q:競争力のある施設になると見込んでいる)はい、その通りです」

また今後展開する商業施設の面積については、現在の名鉄百貨店と近鉄パッセを合わせた面積と同じ程度だと明らかにし、再開発でひとつながりのビルにして回遊性を高め、さらに体験型の施設を導入するなどして他の商業施設との差別化をはかりたいとしています。

名鉄は再開発にかかる投資額を約5400億円とし、名鉄名古屋駅の再整備は別に約3200億円を投じるということです。

再開発計画の中で気になっている人も多いシンボルの行方については…。

(髙﨑裕樹社長)「どういう形でナナちゃんを再登場させるか、これから考えていきたい」

再開発計画は来年度から解体工事を始め、2033年度以降、順次開業する予定です。