山形県長井市できょう、勇壮な黒獅子が市の中心部を練り歩く、「ながい黒獅子まつり」が行われ、大勢の見物客でにぎわっています。

「ながい黒獅子まつり」は市内の神社に伝わる黒獅子舞を一堂に披露するまつりです。

白つつじ公園のまつり会場では市内3つの小学校の児童たちが、地元に伝わる獅子踊りや黒獅子舞を披露し、まつりの開幕を盛り上げました。


長井小学校の黒獅子舞は大人顔負けの黒獅子と警護(けいご)の力比べが繰り広げられ、会場から大きな歓声が上がっていました。

この後、市内中心部に14の神社の黒獅子が繰り出しました。

黒獅子舞は、目が飛び出た黒い顔の迫力ある獅子頭と、大きな幕に若者が何人も入ってうねるように舞うことから「むかで獅子」とも呼ばれ、勇壮で躍動感あふれる舞が特徴です。

沿道では見物客が頭を下げ、黒獅子が口を大きく開けて歯を打ち鳴らす「ご信心(しんじん)」が行われ、見物客が家内安全や五穀豊穣などを祈っていました。

見物客は「若い人の力、勇壮的で、若いパワーをいただきましたね」

まつりは、今夜9時半ごろまで行われます。