講義で学んだことを社会人として働くときに生かしてもらおうと、東北芸術工科大学できょう、課題を解決する形式の特別講義が行われました。

トヨタカローラ山形 杉山宏夫 営業本部長「走ればCO²(二酸化炭素)走れば走るほど交通事故が増えていく。そして使い終わって廃車にすると粗大ごみになる。そんな現状をエンジンからハイブリッド、電気自動車に変えていく」

東北芸術工科大学では、毎年県内の自動車販売会社トヨタカローラ山形と連携し、5月から7月にかけて課題を解決する特別講義を行っています。

きょうは、自動車業界が抱える二酸化炭素の排出や交通事故などの問題について、自動運転技術の開発や電気自動車の普及などで解決に向けて取り組んでいることが
話されました。

また、県内では人口減少による車の減少、運転手の高齢化が進んでいることなども紹介され、今年の課題が「20代から40代の女性客の確保に向けた提案」であることが発表されました。

学生たちは今後、グループごとにポスター制作やイベントなどの企画を考え、解決策を発表するということです。

学生「会社が抱えている問題とか山形県自体が抱えている問題とか知ることができてとても貴重な経験になりました」

学生「CO²(二酸化炭素)の排出量は車とけっこう関連性がある所なので今後の課題の中でどう取り扱っていこうか考えていこうと思う」



トヨタカローラ山形 杉山宏夫 営業本部長「やっぱり我々が思いもつかないことを学生の皆さんが企業に対して提案・プレゼンしてくれているので、非常に楽しみ」

学生たちは、解決策を発表する7月まで、車社会・山形について学びを深めるということです。