2024年10月、愛媛県宇和島市内で、借家の自宅に灯油をまき、火をつけて全焼させたとして現住建造物等放火の罪に問われている男の裁判員裁判で、松山地裁は23日、懲役6年の判決を言い渡しました。
判決を受けたのは、住居不定・無職本籍宇和島市山際の阿部安明被告(73)です。
判決によりますと阿部被告は去年10月、愛媛県宇和島市川内の借家の自宅内で灯油をまき火をつけて全焼させた上、隣接する複数の建物にも被害を与えました。
松山地裁で開かれた23日の公判で、渡邉一昭裁判長は「多数の近隣建物等にまで多大な財産的被害を生じさせた上、在宅していた近隣住民に強い恐怖感を与えている」と指摘。
その上で、家出した元妻と連絡がつかなくなったことで、寂しさやいら立ち募らせ、死にたいと考えて放火に及んだとの主張について、「受傷状況等からして自殺目的とは認められない」と退け、「動機は身勝手かつ短絡的なものであり、同情の余地はない」と非難しました。
また、元妻が家出した原因についても「被告人自身の酒癖の悪さ」と言及。
懲役7年の求刑に対し、懲役6年の判決を言い渡しました。
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