山形県がさくらんぼの生育状況を調べる作柄調査がきょう、県内で、一斉に行われました。

今年は園地によって実の数にばらつきが見られているようです。

作柄調査は、県が調査の対象となる木からさくらんぼの生育状況などを確認するもので、きょうは村山と置賜地域の48の園地で、主力品種の「佐藤錦」と「紅秀峰」の調査が行われました。

このうち、天童市荒谷の園地では、佐藤錦を対象に県やJAの職員などが実の数や大きさを調べました。

県によりますと、今年は4月下旬の開花期間の気温が低く、雨や風の強い日が多かった影響で受粉がうまくいかず、実の数が例年より少ない園地も見られ、園地や木によってばらつきの大きい年になりそうだということです。

県農林水産部 佐藤隆士 技術戦略監(兼)次長「大豊作と言いたいところもありますが、ばらつきがありそうなので、しっかりと今後、管理をしていただいて、おいしいさくらんぼを消費者のかたに届けてもらいたい」