「神楽」を世界に発信しようと一致団結です。
「神楽」のユネスコ無形文化遺産登録に向け、全国の神楽保存団体の関係者が一堂に会した総決起大会が東京で開かれました。

今回初めて開かれた総決起大会には、全国の神楽保存団体の関係者や関係する都道府県の知事、それに、国会議員などおよそ180人が出席。
まず、高千穂の夜神楽伝承協議会の会員、興梠史慎さんが神楽を実演しました。

神楽を世界に広く発信しようと、2022年には全国神楽継承・振興協議会が発足していて、協議会の会長は高千穂神社の後藤俊彦宮司が務めています。

全国には4000を超える神楽があり、協議会は、2028年のユネスコ無形文化遺産登録を目指しています。

(宮崎県 河野俊嗣知事)
「神楽は地域の神事であり、祭礼であり、また、伝統文化であるわけでありますが、それを守ってつないでいくことが地域のコミニティをより絆を深めていく、まさに地域の活性化、地方創生につながる、とても大事な取り組みと考えております」

出席者たちは全員で「がんばろうコール」をして登録を目指して意気込んでいました。

【参考】
宮崎県内にはおよそ200もの神楽があると言われていて、このうち、高千穂の夜神楽、高原の神舞、椎葉神楽、米良の神楽の4つが国の重要無形民族文化財に指定されています。

そして、全国神楽継承・振興協議会の会長を務めるのが高千穂神社の後藤俊彦宮司ですが、2021年に神社本庁から神職の最高位の称号「長老」を贈られています。

県民としても、神楽がユネスコ無形文化遺産に登録されることに期待が高まります。