22日夜、広島県三原市の広島空港で、全日空機が着陸後に走行不能となった事故。乗客などにけがはありませんでした。一夜明けた23日も朝から機体は誘導路に停止したままです。走行不能になって17時間以上経った同日午後、損傷したタイヤが交換されました。
広島国際空港と全日空などによりますと、きのう午後9時ごろ、新千歳発、広島行きのANA1272便が着陸後、誘導路を走行中に工事区間に進入し、コンクリート製の台座を乗り越えて停止しました。

機体の一部が損傷し、走行できなくなったため、およそ1時間半後、乗客126人全員が可動式のタラップで降りたということです。乗務員を含め、けが人はいませんでした。
乗客
「着陸して滑走路の走っている途中で急ブレーキがかかったような衝撃だった」
一夜明けた23日、広島空港の誘導路には、旅客機が止まったままでしたが…
藤智美記者
「午後2時28分です。今、作業員達が新しいタイヤを旅客機の方に運んでいます」

走行不能になってから17時間以上。損傷したタイヤが交換されました。
この事故で、広島空港を23日に発着する便の運航に影響はないということです。