山口県長門市の老舗食品メーカーに全国で知られる和菓子店の若旦那が入社し、「武者修行」にいそしんでいます。最新の生産体制をとる企業で300年の伝統を受け継ぐ若者は何を学ぶのでしょうか。

ベルトコンベアに乗って次々と送り出されていくのはチーズをかまぼこでくるんだ大ヒット商品「チーズころん」。この「チーズころん」を製造しているのは長門市の食品メーカーフジミツです。創業は明治20年、1887年で約150年続く老舗です。このフジミツの工場で白衣をまとい働いているのが三重県出身の濱田剛さんです。

フジミツ・濱田剛さん(27)
「何本かラインがあるんですけど何時からなにを、どれくらい何時までにとるかっていう計画を立てるっていうのがぼくの仕事で」
濱田さんの実家は三重県にある全国に知られる和菓子店です。その和菓子とは…三重県伊勢市の名物およそ300年の歴史を誇る「赤福」です。

この赤福を味わうことが旅の疲れも癒やすひとつの楽しみだったと言われます。全国にその名が知られる赤福の現在の社長は濱田さんの母親です。濱田さんがあとを継げば14代目になります。